娘の恋人

2017/09/19
娘はモテる。

まぁ私の娘だから当然だと、私は、
いつまでもいつまでも過去の栄光にひたりたがる寒いオバサンである。
だいたいバブル期に青春の後半を過ごした人間は、総じてこんなもんである。

さて、本題の娘であるが、あるとき、
おつきあいしている男性のいえの収入をたまたま耳にするという出来事に遭遇した。

「1千万くらいの年収なのかなぁと思っていたら、」
というのは、親の収入など想像できない、まぁある意味それがふつうの、
どこにでもいる若い人である娘の彼氏の言い草で、
「でも父親が、『ほんとうにそんなものだと思ってるの?』ってわらったんだって」

ふうん。
この時点で、私にはまったくピンときていない。

「彼のおとうさんの職業は?」
はしたないかもしれないが、好奇心てのは、私にだって、ある。

「社長」

ふうん。
まぁ社長もいろいろあるけどさ。
サラリーマンのいう年収1千万と、会社役員の言う年収一千万には、内情に各段の差があり、
しかもその会社が血族が経営するような会社であれば、話は大きく違ってくるというのが私の感覚である。
上場企業の役員はしょせんサラリーマンだというのが、サラリーマン家庭で育たなかった私の感性。
まじめに働いてお金を稼ぐ尊さは身をもって知っているが、
そうではない世界の人々が存在するのが、世界でもある。

しかも彼の父親は、年収一千万と息子から聞いて、
非常におおらかな気持ちでこれを受け止めている。

「彼の実家、見たこと、ある?」

芸能リポーターみたいで恐縮だが、私の本性なんて、所詮そのていどだ。
上品ぶってはいるものの、すぐに馬脚をあらわす。

「あるよ。古いうち、ふつうの」
娘はこともなげに言うが、あてにならない。
古い家の資産価値など、若いコにはどうせわからない、となぜか鼻白む。
「で、彼は、一人っ子?」
と尋ねる時点で、彼の実家が経営している会社が、代々社長が血族であることを確認し、
もしかしたら別荘のいくつかくらいは保有する中金持ち(※大金持ちではない)
くらいのレベルのおうちらしい、と想像するにたる事柄をききだしている。
つまり時期社長に娘の彼がなるのかどうか、私は興味深々なんである。
(なんというくだらないオバサンか)

彼には、一人、女の姉妹がいるだけだという。
まぁつまり、事実上の後継者らしい。

「でも、あたし、結婚する気なんてぜんぜん、ないよ」

え。まじか。
もったいない。

「あんた、ある意味、玉の輿だよ」

お金の大切さをこの場で説こうとは思わないまでも、もう少し真剣になってもいいんじゃないかと思ってしまう。
さもしいかもしれないが、母の本音だ笑

「あのね、おかあさん、」

はい。

「あたしね、結婚の理想というのは、相当高いワケ」

ほほう。

「そのせいで結婚できないんじゃないかと自分でも思ってるくらい、高いの」

へえ。

「だから、私のことは、心配しなくていいから」

む。なるほど。

さようでございますか、という感じ。

娘の強気というのは、世間知らずなだけかもしれないが、
ぜひ自分も見習うべきところがある、と思った。



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絨毯ほしいなぁ

2017/09/12
前々から思っていたのだが、絨毯がほしい。

「絨毯? そんなこと言ってなかったじゃないか。
あなたは、ほれ、お友だちのところで、いいやつを見たから、うらやましくなっただけだろ」

一笑にふす、夫。
あほめ。

私は前々から、ずっとずっと前から絨毯がほしかったのだ。
そもインテリアとは、絨毯をもってピリオドとなす、というのが私の考えだ。
絨毯のない部屋は、インテリアとして不完全。
どんなに気に入った椅子やテーブルを置き、花をかざろうと、絨毯を敷いてなきゃ、完璧とは言えない。
まぁ、もちろん完璧じゃなくてよいのだが、私は絨毯がほしい。

たとえば、家に庭はつきもので、車には運転手がいる。
犬は首輪をはめて散歩し、猫はこたつで丸くなる。
こたつがない場合は、それ相応の場で憩う。
誇りたかい猫様は、そんじょそこらでごろごろせず、自分にふさわしい場所をみつけるもんだ。
薄暗いクローゼットの中にしまってある籠の中だの、
飼い主が買ってきたばかりのまだ誰も使っていないふわふわの羽毛布団のど真ん中だの。
そして玄関には玄関の敷物、居間には絨毯がいるんである。
ああ絨毯がほしい。

しかしそれを口にしてこなかっただけだ。
だって絨毯は高い。お金持ちの自家用ジェットに相当するくらい、庶民の私にしたら高価なものだ。
しかもいいやつが欲しいんである。
遠い遠い国の遊牧民の手作りのやつとか、職人の手織りのやつとか。

「ふうん」

夫は少しも興味を示さない。
家の中なんて、どうでもいいらしい。
男と女の違いなんだろう。

まぁ好きにしたらよい、といちおう寛容な態度をとる。
男とは、夫とは、そういう態度を示すもんだという教科書的な対応である。

いつかは、買う。
デパートや家具屋の絨毯コーナーはしょっちゅうチェックしているのだから。
一目ぼれするような絨毯にであったら、ローンを組んででも買いたいと思っている。
comment (0) @ まいにち

夏の疲れ

2017/08/31
朝起きて最初の一歩を踏みだすとき、足裏がズキっと痛む。
これは、足裏なんとかという、病気のような症状らしい。
立ち仕事に従事する人に多いとある。なるほど。
まわりのスタッフにも、足の裏が痛むという人は多い。
朝8時から夕方5時まで、休憩1時間以外の8時間を立っているわけだから、さもありなん。

しかもここのところ夏の疲れのようなものがでているのか、仕事以外の時間、ねむくてねむくて。
夫から「寝てばかりいる」と指摘されるまでもなく、自分でもどうなってるのかと思うほど、寝る。
夜9時ころには、おやすみなさい。

でも店の若いコたちも、「夜9時ころには寝てますよぉ」と言う。
やっぱり疲れるみたいだ。

もう少し起きていられたら、本も読みたいし、猫とも遊びたい。
うちのことももっとしたい。料理とか掃除とか。
こてこて美容に時間もかけてみたい。
それでつやつやのお肌になりたい。
いろんなことをサボっているので、ちょっと荒れた毎日を送る夏の終わりとなっている。
comment (0) @ まいにち

前々からやってみたかった!

2017/08/17
ワイングラス20170817

これ、いっぺんやってみたいなぁと思っていた。
キッチンの戸棚にワイングラスをさかさまにぶらさげるやつ。

本日、ついに、ついに、願いがかなった。

まぁグラスは不揃いだが、どれもわりかしいいやつである。
イギリス製のアンティークとか、ノリタケのビールグラスとか、気にいって集めてきたもの。
(買ったときは、どれもペアだった(;^_^A)
ただし、リーデルのワイングラスはやめといた笑
ちょっとのことで割れそうで、こわい。

東急ハンズで買ったホルダーだが、気にいったので、もう一つ買うつもり。
あぁうれしい。
comment (2) @ 買いもの

イルカ

2017/08/09
ラリエッタ20170809

「イルカが来ているな」

さっきまでテントの中で横になっていた(寝ていた)夫が、
近くの波間まで来て浮いている。
「イルカって、」
寝言でも言っているのだろうか。

「じゃぁあなたは、あのヒレが何に見える」

少しむこうのほうに、たしかにさきほどから、黒い背びれのようなものが、
いくたりか行ったり来たりしてはいる。

「サメか?」

そう。そう見えなくもないほど、イルカだと夫が言う背びれは、
黒くギザギザしている。

「なんでさっきから、舟が近づいてきたと思う。
あなたを見に来たとでも思うか」

「なんでさ?」
「イルカウォッチングクルーズの舟だ」
「だって、」

埠頭でイルカウォッチングクルーズの看板を見て、
こんなところにイルカがいるわけがないとばかにしたのは、夫ではないか。

「でもいたな」

そうだろうか。
あのヒレは、案外海中でニンゲンが操作しているんじゃないのかしらん。
それほど彼らは私たちの近くを泳いでいる。

何度も何度も背びれは行ったり来たりし、そのたび、クルージングの客たちが、
おおだの、わぁだの歓声をあげている。

「もっと近くへ行っても、いいと思う?」
イルカの近くを泳いでみたい。
「だめだ」
夫は、ニベもない。
「イルカがいるってことは、サメだって、いるかもしれない」
まぁどういう理屈かわからないが、野生のカンは夫の方がありそうだ。


3年ほど前、1,000円くらいで買った小さなテントが錆びて骨が折れていた。
来年は、海へいくときは、一人用のチェアを二つ置いて日傘を立てようと話す。

*****

画像は、泳いだ近くのガラス工房で求めたラリエッタ。
comment (2) @ まいにち