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進化系女子

2019/07/02
ジムで筋トレマシンにのっていると、夫が近づいてきた。やってみる?と訊くと、うんというので立ち上がって、シートをあける。太腿の内側の筋肉をつけるマシンだ。オトコなので少し錘の重さをあげてもいいかもしれない、と思う。私よりジム歴は彼のほうがはるかに長い。なんせもうすぐプラチナ会員だ。

……のはずが、だ。

夫が座ってから錘はピクリともしない。「こわれてるんじゃないか」と夫が言う。いやいやいや、そんなはずがない、今の今まで私がやってた。「錘、軽くしようか?」親切を装って声をかけるものの、内心ほくそ笑んでいる。勝った、と思った瞬間。

案の定、錘のバーを2段階ほど軽くしたとたん、マシンは易々と動いた。そうそう。私もやり始めたときは、そうだった。このマシンは内腿の筋肉がないと動かない仕組みだ。毎日毎日ジムにはきてても、有酸素運動好きの夫はランニングマシン専門で、筋トレには疎い。

走ってるからって、筋肉は鍛えられないってことね?と帰り道、私はゴキゲンだ。オトコに勝つのは、気分よい。

先天的に女性より身体上恵まれて生まれた男に、この気持ちは到底理解できない。「でもオレは、有酸素運動しなきゃならないからな」ええ、ええ、そうでしょうとも。好きなだけ有酸素運動をやったらいい。

もしかしたら、女性はもっと進化できる生き物なのかもしれない。いやむしろ私たちは、退化した女子の姿を今生きているのかもしれない。
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佑成(スケナリ)

2019/06/23
佑成(スケナリと読みます)は、知る人ぞ知る包丁の銘柄。プロの料理人もここのを使う人は多い。私も刃渡り21センチくらいのを持ってる。が、どうしたわけか、私のは鳴かず飛ばずというか、あまりキレない。ので戸棚の奥深くに長年眠っていて、そのうち処分しようくらいに思っていた。

仕事ではヘンケルスを使っているのだが、最近になって刃渡り18センチから21センチのものに変更になった。すると、たかが3センチのことで、ものすごく切り易い。大きなパインも一発でスーッとイケる。となると家で使っているものも、その長さがほしくなった。が、安い買い物じゃない。のでうだうだいろんなことを考え、そのうちに忘れていた佑成のことを思い出した。そもそも佑成を使わなくなった理由の一つに長すぎるというのがあったのだが、今は気分は刃渡り21センチなのだ。

とりだしてみると、キレイではあるものの、いかにも使っていない感ありありで、なんだか申し訳なくなった。若い愛人ばかりかわいがって正妻のことを疎んじている男もかくや、てな感じだ。せっかくいいものを持っているのに、なんというワガママ。自分勝手。

改めて使うにあたって、プロの研ぎ師にだした。

そうしたら、だ!信じられないくらいキレるようになって、びっくりした。どのくらいキレるかというと、手を切りそうになったくらい。というか、たぶん、切った、が、血が出なかった。よほど薄く切ったのだと思う。それほどキレる。

包丁がキレる。ただそれだけのことが、これほど気分よいことだとは思いもしなかった。満足だ。
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胡蝶蘭

2019/05/14
母の日の贈り物は、かなり小ぶりの胡蝶蘭にした。卓上におけるていどの小ささだ。贈り物がてらホームセンターの蘭のコーナーで目の保養をしてきた。私は植物全般が好きだが、なかでもことに薔薇と蘭に目がない。美とは、厳格に表現するとしたら、野生にあると私は思っている。だれもいない草原や砂漠、あるいは高層階の屋上のむきだしのコンクリートと空だけがある場所(それも現代の一種の野生だ)、そんなところにあっても心にふれてくるようなものがいい。美しいものは心に風を感じさせてくれる。

蘭を見ると、過去におとなったアジアの地にひっそりとたたずむように咲いていた姿を思いだす。高級贈答品としての姿ではない自然な、本来の植物としての姿だ。とともに極楽鳥花のほんとうの大きさや地に落ちた白いプルメリアの姿も浮かぶ。清潔とは言いがたいジメジメした亜熱帯の地で生きる姿だ。
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水清ければ魚棲まず

2019/04/27
まだ30代の男性店長が会社を辞めたとき、いくつかのことを思った。そのいくつかを大雑把にまとめてしまうと、因果応報という言葉があてはまる気がする。さまざまな形でスタッフを苦しめ、仕事にたいしても人にたいしても気まぐれに不誠実と懸命を行ったり来たりし、最後にはふっつり糸の切れた風船のようにとんでもなくふわふわになったと思うと空気が抜けてしぼんで落ちた。人はこんなもんだといえば、まぁそうなんだろう。結果的に自分を追い詰め辞めていった。

新店長が来て、ガタガタだったうちの店を一年で立て直した。率直にいうと、利益率があがった。会社のお荷物店舗を優秀店に再生した。が、まぁそれは経営する側からの見た目というか、一部分である。そうじゃない側の立場でいうと、この一年で20人に満たないスタッフのうち8人が辞めた。半数近い人である。そして新規採用は、ゼロ。半分の人で以前以上の売り上げをあげるということは、残った人たちが比較的優秀なスタッフばかりだということもあるが、しかしそれにしたって、その人たちがしんどくないはずがない。これ以上一人でも減れば、現状の業務のうちの何かを削るしかない状況である。

水清ければ魚棲まず。現在の店長は立派な人ではあるが、立派すぎて他人を疲れさす。しかも彼は、休みすらとらない。上の休みがいかに下の者の心を癒やすかに無知である。

私たちは子どものころ、親からとか、学校の先生からとか、ありがたい書物とかから、不誠実な生き方をしてはいけないマジメに正直に生きろと習う。が、いざ社会にでてみると、マジメに生きることの難しさを思い知る。マジメなニンゲンほどバカを見るとも言える。子どものころの教えは、高校の数学のサインコサインタンジェントほど役に立たない。そうして清濁合わせ飲むオトナへ変貌する。

まぁ子どもなんだろうな、と夫は言う。もう一皮むけりゃあな、とか。

前の店長も今の店長もたいして好きじゃない。が、どちらも嫌わないよう私なりの努力をしてきた。だれかを嫌いになる自分の心理というのが嫌いだから。しかし本音を言うと、どちらも嫌いなんだろう。そもそも人嫌いだ。むこうもそうかもしれない。私のことを嫌わない努力。

嫌いにならない努力というのは、好きになる努力じゃないと自分に言い聞かせねば。でないとくじけそうになる。がんばってるな、自分。
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iPad

2019/04/16
何週間か前のことになるが、iPadを買った。娘がつねにバッグにいれて持ち歩く姿がちょっとうらやましかったのもあるし、またその娘のiPadのカバーのピンクの色が美しくて惹かれたこと、ほかにも友人の家のテーブルにさりげなく置かれている様子が、パソコンとはまた違う、なにか心ひかれるものがあった。今思うと、Apple製品のデザイン性がすぐれているということだろう。

いざ使いはじめてみると、iPhoneの大きい版であり、パソコンの小さい版とも言える。 携帯の機種がiPhoneなので、使い勝手は全くと言っていいほどおんなじ、電話機能がないだけだ。大きいぶんキーパッドが使いやすくて、ふつうのパソコンのように両手で打てる。私はiPhoneでもローマ字入力をしているが、そういうタイプのニンゲンにはこのキーボードの大きさはうれしい。こうして文字を打っていても快適である。で、ふつうのパソコンに比べたら、うんとリーズナブル。まぁふつうのパソコンほどの機能はないが、私はこれでじゅうぶん。そしてふつうのパソコンよりはるかにコンパクトで、見た目がイケてる。

娘の後輩のコが働いている店で買った。カバーもそこでいっしょにデニムの生地のを購入。

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